Solaris7の環境
日本語版のFree Solarisが出てきて個人レベルでSolarisを使ってみたいという人も増えてくるかと思います。
とりあえずSolaris7の環境をちょっと見てみましょう。
Solaris7でのOracle8i 導入の話題はこちらです。
また、Solaris8の話題はこちらです。
(1)まずは「ようこそ」画面から
「ようこそ」画面は多国語文字で表現されています。
(2)カーソル
(3)アプリケーションメニュー
CDE環境のデスクトップ上を右クリックして現れるワークスペースメニューの中のアプリケーションメニュー及び簡易テキストエディタを紹介します。
- アプリケーションメニュー
- 簡易テキストエディタ
(4)Emacs
SunのサイトからSolaris用のEmacsをダウンロードしてgunzip/pkgaddコマンドでEmacsをインストールしてみました。
(5)Solaris7付属ツール
Solaris7にはいろんな管理ツールが付属しています。その中のいくつかを紹介します。
- ファイルマネジャ
- GUIベースのファイル検索ツール
- スタイルマネジャ
- プロセスマネジャ
(6)Java関連
- Solaris7付属のHotJava(Webブラウザ)
- Netscape CommunicatorでのJavaアプレットの実行
(7)PPP接続によるネットサーフィンの概略手順
- まずadmintoolでシリアルポート(モデム)の定義を行います。
- 以下の設定ファイルを自分の環境に合わせてカスタマイズします。
/etc/resolv.conf
/etc/nsswitch.conf
/etc/hosts
/etc/asppp.cf
/etc/uucp/Systems
/etc/uucp/Devices
/etc/uucp/Dialers
- リブートすると自動接続されます。
- ping www.sun.co.jp ===>「alive」となります。
- nslookupで各サイトのIPアドレスが確認できます。
- PPP接続してNetscape Communicatorでネットサーフィンしたのが下の画像です。
(8)Webサーバ(Apache)を導入してみました。
LinuxディストリビューションにはApacheは標準で入っていますがSolaris7にはApacheを含めmake,bison,texinfo,gcc,libstdc++,perlなどはダウンロードしてきて自分でインストールしなければならないのでちょっと面倒です。
Apacheを組み込んで動かしてみたのが下の画像です。
(9)Solaris7からLinux上のKDEアプリであるkviewを操作してみました。
手順としてはSolaris7からLinuxにtelnetで入り、DISPLAY,PATH,KDEDIR環境変数を設定して「kview &」と打ち込むだけの単純なものです。
ちなみにここで使用したLinuxはRedHat4.2で、Linux側ではXlibの共用を許可しておきます。
RedHat4.2で使用したKDEはまだVer1.0時代のものでありqtライブラリも含めてソースからインストールしたものです。
これとは逆にLinux側のKDE(Ver1.0)環境からSolaris7のHotJavaを使ってみました。
(10)Solaris7からLinux上のOracle8をアクセスしてみました
(11)Linuxとのファイル共用
Solaris7に標準で組み込まれているNFS機能を使ってLinuxと相互にファイル共用ができます。
但しNFSのクライアント側・サーバ側の設定方法はSolaris7とLinuxとは微妙に異なっています。
(12)UnixWareのNetscape FastTrack Server(Webサーバ)アクセス
(13)VGA対策について
本ページで紹介している画像は800x600, 256色モードで動作している実際のマシンのデスクトップをキャプチャしたものですが運悪くSolaris7でサポートされていないビデオカードの場合にはkdmconfigでVGAモードを選択するしか手はありません。
サーバ用途であればVGAモードでも構いませんが個人利用の場合にはVGAではちょっとつまらない感じがします。
このような場合には他のマシン(例えばWindowsマシン)にXサーバソフトを導入してSolaris7にリモートログインすることでWindows側からVGA以外のモードでSolaris7を操作できます。
最近のXサーバソフトの中にはWindowsのIMEでXアプリに日本語を入力したり、XアプリとWindowsとの間でのコピー&ペーストをサポートしたものもあります。
(14)デバイスの再構成
Solaris7の初期インストール時にはISA系のネットワークカードやSCSIカードも自動認識されます。
Solaris7をインストール後にこれらのデバイスのポート番号やIRQを変更した場合にはSolaris7のブート時に「Esc」キーを押してデバイスの再構成(Solaris Device Configuration Assistant)を実行してその新しい設定を有効にする必要があります。
(デバイスの再構成をしないでSolaris7をブートした場合はその対象デバイスは使用できません)
(15)ヘルプ全文検索機能
Solaris7には「AnswerBook2」と呼ばれるオンラインヘルプ機能があります。
このオンラインヘルプ機能はクライアント/サーバアーキテクチャを採用した全文検索エンジン自体がWebサーバとなっています。
使い方は一般のWeb検索エンジンのように検索キーワードを入力し検索結果一覧からWebページの内容を見るというものです。
Solaris7のオンラインヘルプ機能にはノーツに似た面白い部分があるので以下にその特徴を紹介します。