B-right/V R2.5(超漢字2)の環境
ここではB-right/V R2.5(超漢字2)の環境をちょっと見てみましょう。
B-right/V R2.5は「超漢字2」という商品名になっています(2000年7月7日リリース)。
尚、GT書体の紹介はこちらをご覧下さい(2000年12月13日公開版)。
(1)【新機能】縦書き文章編集機能
超漢字2では縦書き文章編集機能が標準装備されています。
他のOS上のワープロソフトではそれほど珍しいことではありませんがJIS第3水準・第4水準文字セット(2000年1月制定版)を含めた機能が特徴的です。
尚、縦書き文書の印刷プレビュー([書式/印刷]−[印刷]−[画面表示])も問題無く行えます。
超漢字2付属の綺麗な縦書きサンプルはこちらです。
(2)【新機能】世界文字入力機能
ローマ字で「nihao」と入力して変換するとと変換されるような機能が世界文字入力機能です。
具体的には「世界文字入力小物」でロカールを指定して文字変換します。
(3)【新機能】JIS第3水準・第4水準文字セット
「gamuwokamu」というようにローマ字入力して変換するとたいての日本語変換エンジンでは「ガムを噛む」となるかと思います。
この噛をJIS第3水準の漢字にするのが「JIS第3水準・第4水準文字セット」サポート機能です。
(4)【新機能】新しいプリンタサポート
超漢字2では「HP DeskJet 955C」カラープリンタを新たにサポートしたようです。
- プリンタの定義
- 印刷指定
当然のことながら世界文字の印刷もできます。
(5)【制限解除】telnetでのIPアドレスサポート
従来の超漢字ではコンソールからtelnetを使用する場合IPアドレス指定をサポートしていませんでした(telnetを使う場合にはDNSの設定が必要でした)。
超漢字2ではこの制限を解除してtelnetでのIPアドレス指定をサポートしたようです。
LinuxマシンにIPアドレス指定でtelnetした例を以下に示します。
Linuxマシンをリブートすると超漢字2のコンソールにリブートメッセージが表示されます。
(6)超漢字2付属の標準アプリについて
超漢字2付属の基本メール(メールソフト)はBTRON basic send-mail application (PIECE) R2.500です。
標準添付のアプリケーションのバージョンは基本メールや基本ブラウザも含めてすべて「R2.500」に統一されたようです。
(7)その他
- 超漢字2の起動画面
- 超漢字2のロゴ
- 超漢字2のデスクトップ
- 原紙箱
- 小物箱
- 基本サンプル集
- 超漢字2のフォント一覧
これは超漢字2のCD-ROMをマウントしてBRVDATA仮身の中の書体一覧を表示したものです。
- ダイアルアップ(従来からダイアルアップあり)
- 文字検索
漢字の構成要素を検索式に指定して漢字を検索できます。
超漢字のパッケージにも紹介されている検索の例はこちらです。
- Windows等のOSとは異なり超漢字2では相変わらずFD書き込み中は他の作業はできません。
「しばらくお待ち下さい」というカーソル状態になったままになります。
- Linuxマシンにある画像ファイルをftp(fget)でダウンロードして基本ブラウザにドラッグしてみました。
ダウンロード方法は fget マシン名:/home/amber/tel2000.gifと打ってユーザ名とパスワードを答えればOKです。
(ftpについて言えばもちろん[小物]−[ファイル変換]で「ネットワーク(ftp)」を選択してftpサーバの設定をしてftp専用ウィンドウを使ったドラッグ&ドロップでファイル転送する方がfgetを使うよりもずっと楽です)