Windows XP Homeのリモートデスクトップ共有
Windows XP Professionalはリモートデスクトップ機能のホストになれますがWindows XP Homeはリモートデスクトップ機能のホストにはなれません。
しかしNetMeetingのリモートデスクトップ共有機能を使用すればWindows XP Homeを他のWindowsからリモート操作できるようになります。
ここではWindows98からWindows XP Homeのデスクトップをリモート操作する例を紹介します。
(1)Windows98へのNetMeeting 3.01(+ Service Pack)の導入
Windows98にはNetMeeting 3.0が付属しています。
まずこれをNetMeeting 3.01(+ Service Pack)にアップグレードします。
(2)Windows98からWindows XP HomeへのNetMeeting接続
- Windows XP Home側のNetMeeting起動
Windows XP HomeのNetMeetingは「C:\Program Files\NetMeeting\conf.exe」です。
このconf.exeを起動しユーザ情報の設定をします。
ビデオ会議ができるようにする場合にはオーディオ調整やビデオ調整も実施しておきます。
- Windows98 NetMeetingの起動
Windows98側のNetMeetingを起動してWindows XP Home側のマシン名(またはIPアドレス)を指定してWindows XP Homeへの通話を開始します。
- Windows XP Homeからの応答
Windows98から通話があるとWindows XP Home側に「NetMeeting - 受信通話」画面が出てきます。
ここで<応答する>ボタンを押します。
- ホワイトボード&チャット
NetMeetingを利用するとホワイトボードの共有やチャットも簡単にできます。
更に相互のファイル転送もできるようになります。
ホワイトボード&チャット例
(3)リモートデスクトップ共有
- Windows XP Home側でのデスクトップ共有許可設定
- NetMeetingの<プログラムの共有>ボタンを押します。
- 共有プログラム一覧の中から「デスクトップ」を選択して<共有する>ボタンを押します。
- <制御の許可>ボタンを押して<制御の要求を自動的に受け入れる>を有効にします。
上記の操作でWindows98側にWindows XP Homeのデスクトップ画面が表示されます。
- Windows98側に表示されたWindows XP Homeデスクトップ画面内をマウスでダブルクリックするとマウス形状が変わり、Windows98側からWindows XP Homeを完全に操作できるモードになります。
Windows98側からWindows XP Homeのメモ帳を起動して日本語入力モードにするようなことも簡単にできます。
Windows98からのWindows XP Home操作画面例