ここではWindows2000 Professional版の環境をちょっと見てみましょう。
Windows2000 ProfessionalはWindowsNT Workstation Ver4.0のバージョンアップ版(Ver5.0)でありネットワークOSとしての性格を強くもっています。
(1)起動画面
WindowsNT 4.0の時のようなOS選択画面を表示抑止モードにしているとすぐに以下のような表示が出ます。
システム起動時にはプログレスバーや起動状況などが表示されます。
(2)ログオン画面
(3)すっきりデスクトップ
Windows2000のクリーンインストール直後のデスクトップはこんな感じですがデスクトップ上のアイコンを非表示にするオプションを使ってすっきりしたデスクトップにできます。
以下のデスクトップの背景画像はLinuxディストリビューション付属のタイガー画像です。
(4)すっきりプログラムメニュー
Windows2000のクリーンインストール直後のプログラムメニューはかなりすっきりしています。
(5)IIS(Webサーバ)
Windows2000 ProfessionalにはIIS Ver5.0が標準添付されています。
(6)telnetサーバ
Professional版にもtelnetサーバが標準装備されているので試しにWindows98からログインしてみました。
尚、Windows98から利用する前にTelnetサーバ管理ツールを用いて必要な設定を済ませておきます。
(7)シャットダウン時の自動電源オフ
WindowsNT 4.0のシャットダウンから一歩進んでシャットダウン時に自動的に電源オフにするオプションが追加されました。
これは他のOS(Linux等)では既に一部実装済みの機能ですがやはり重宝します。
(8)ダイナミックディスクのインポート
Windows2000でダイナミックディスクとして構成したSCSIディスクなどを別のWindows2000に接続しただけではエクスプローラでそのダイナミックディスクの中をアクセスすることはできません。
この場合はダイナミックディスクのインポート機能を使用してダイナミックディスクをオンライン化してディスク構成情報を構成し直すことによって利用できるようになります。
尚、ダイナミックディスクのインポート機能はディスク管理で設定します。
まずダイナミックディスクを接続した直後の状態は以下のようになります。
次にインポートを実行します。
オンライン状態になったダイナミックディスクはその後エクスプローラで利用可能となります。
(9)エクスプローラのftpクライント化
Windows2000のマイネットワークでftpサイトをネットワークプレースとして定義するとエクスプローラをftpクライアントとして利用できます。
ネットワークプレース自体はWindows2000の概念ですがエクスプローラをftpクライントとして使うことはWindows98でもできていました。
Linuxのftpサイトを「Linuxフォルダ」というネットワークプレースとして定義してみました。
エクスプローラからのLinuxフォルダのアクセス(読み書き可能)。
(10)クリップブックのネットワーク共有
クリックボードの内容をクリップブックのページとして登録してネットワーク共有する機能はWindowsNT4.0でもサポートされていました。
このクリックブックはWindows2000とWindowsNT4.0とのネットワーク環境でも互いに共有できます。
下の画像はWindowsNT4.0のクリップボードの内容をWindows2000側のクリップボードにコピー操作したところの例です。
逆にWindows2000のクリップボードの内容をWindowsNT4.0側のクリップボードにコピー操作している例はこちらです。
(11)その他
上記以外にもいくつかの便利な機能が追加されています。