Turbolinux 8 でのOracle 8.0.5/JDBC
2002年5月31日にリリースされた「Turbolinux 8 Workstation」上でOracle 8.0.5 for Linuxを動作させJDBCアクセスのテストを行ってみました。
TurboLinux 3.0/4.xやRed Hat Linux 5.2上ではOracle 8.0.5 for Linuxの動作確認はできていますがTurbolinux 8で動作するかどうかについて疑問に思ったのでテストしてみました。
結論はとりあえずOKということになりました。
(1)Turbolinux 8のマシン環境
マシン構成は次の通りです。
- Pentium4 1.7GHz
- メモリ:RDRAM 640MB
- ビデオカード:GeForce3搭載ビデオカード(ASUSTeX Computer社のV8200)
尚、Turbolinux 8の方はkernel 2.4.18でglibcは2.2.5です。
(2)Turbolinux 8でのOracle 8.0.5インストールエラー
Turbolinux 8にOracle 8.0.5をインストールしようとすると「Linking and installing Oracle8 Standard(RDBMS) executables」のところで「Relinking Error」というエラーが発生しました(インストールログのエラー内容:「OIERR-SYSTEM: make -f ins_rdbms.mk ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/8.0.5 install」)。
(Turbolinux 7でも同じエラーが発生)
Red Hat 6.0(US版)へのOracle 8.0.5インストールでは上記「Relinking Error」というエラーは発生せずにその先の「Running crdbtest.sql」(testはSID)でエラーとなりました。
これらのエラー原因は究明できませんでした。
(2)Turbolinux 8へのOracle 8.0.5の強制導入
まずRed Hat 5.2(日本語版)を別マシン(Celeron 500MHz)にインストールし、そこへOracle 8.0.5をインストールしました。
Oracle 8.0.5をインストールしたこのRed Hat 5.2のHDDをPentium4に接続してOracleを使ってみました(特に大きな問題なし)。
次にRed Hat 5.2にインストールしたOracle 8.0.5のディレクトリ/ファイルをTurbolinux 8側にコピーしました。
これで一応Turbolinux 8上でOracle 8.0.5が使えるようになりました。
(3)JDBCアクセステスト
- Turbolinux 8へのSun JDK 1.4の組み込み
Turbolinux 8のコンパニオンCD1にはSun JDK 1.4が付属していますのでそれをインストールします。
- Oracle 8.0.5付属のJDBCサンプルソース(JdbcApplet.java)、htmlファイル、JDBCドライバをApacheのドキュメントルートにコピーします。
- Oracle 8.0.5の実環境及びJDK 1.4用にJDBCサンプルソースを変更します。
- Javaアプレットの作成とOracle起動
JDBCアクセスではOracleリスナーの起動も必要です。
- appletviewerでのJDBCアクセス確認
- Windows XPのWebブラウザからのアプレット動作確認
Windows XPのノートPCから無線LANでTurbolinux 8のWebアクセスをしてみました。
WebブラウザはIE 6.0ですがJava VMはSunのJava Plug-in 1.3.1_01を組み込んでいます。
IE 6.0でのJDBCアプレット動作確認テスト画面はこちらです(一応OKです)。