rdesktop(Linux用リモートデスクトップクライアント)

Windows 2000 ServerのターミナルサービスはWindows Server 2003(旧名:Windows .NET Server 2003)ではWindows XP Professionalのリモートデスクトップ機能を包含したものとして提供されるようになりました。

ここではリモートデスクトップクライアントのオープンソース版であるrdesktop及びそのGUIフロントエンドとしてのgrdesktopを使用してWindows Server 2003やWindows XP Professionalに接続する例を簡単に紹介します。

尚、今回はRed Hat Linux 7.3上で動作確認してみました。


(1)rdesktopの入手

rdesktopのソースはhttp://rdesktop.sourcegorge.netから入手できます。
インストールは次のように行います。
tar zxvf rdesktop-1.2.0.tar.gz
cd rdesktop-1.2.0
./configure
make
make install

/usr/local/bin/rdesktopが生成されます。

rdesktopはコマンドラインから使用します。
通常、「rdesktop -u ユーザ名 -p パスワード -g 解像度 リモートデスクトップホストアドレス」というような形式で起動します。
解像度の指定例:800x600


(2)grdesktopの入手

rdesktopのGUIフロントエンドツールであるgrdesktopのソースはhttp://savannah.nongnu.orgから入手できます。
インストールは次のように行います。
tar zxvf grdesktop-0.19.tar.gz
cd rdesktop-0.19
./configure
make
make install

/usr/local/bin/grdesktopが生成されます。


(3)grdesktopの利用