StarSuite 6.0でのOracle JDBC利用
2002年6月にリリースされたStarSuite 6.0パッケージではデータベース接続方法の一つとしてJDBCがサポートされています。
ここではOracle JDBCの簡単な利用法について紹介致します。
尚、StarSuite 6.0のリテール版パッケージのCD-ROMにはWindows/Solaris/Linux用のStarSuite 6.0が含まれていますが今回はTurbolinux 8 Workstationに付属のLinux用StarSuite 6.0を使用しています。
1.環境
- Linuxディストリビューション:Turbolinux 8 Workstation
- Oracle:Oracle 8.0.5 for Linux
- Java実行環境:JRE 1.3.1
2.StarSuite CalcでのOracle JDBC利用手順
- oracleユーザで「dbstart」、「lsnrctl start」の実行
- StarSuite 6.0のインストールユーザでログイン
- StarSuite Calcの起動
- JDBCドライバの所在設定
- StarSuite Calcの[ツール]−[オプション]。
- 「オプション - StarSuite」画面の「セキュリティ」。
- ClathPath項目にOracle JDBC Driverへのパスを指定。
(例:/u01/app/oracle/product/8.0.5/jdbc/lib/classes111.zip)
- データソースの管理画面を表示する。
- 「新しいデータソース」で下記を設定(ポイントのみ)。
- 「全般」タブ
「全般」タブのデータベースURLにはJDBC接続文字列を指定します。
(例:jdbc:oracle:thin:scott/tiger@126.0.0.10:1521:test)
※ ユーザID,パスワードをここで指定しておくとDB接続時Oracleログイン画面は表示されません。
- 「JDBC」タブ
「JDBC」タブのJDBCドライバクラスには、
「oracle.jdbc.driver.OracleDriver」を指定します。
- 上記の設定を保存します。
- データソースエクスプローラに表示されているOracle JDBCデータソースをダブルクリックします。
- Oracle JDBCデータソースのテーブル一覧からテーブル名をダブルクリックするとデータソースエクスプローラの右側にテーブル内容が表示されます。
(数値の表示書式は調整要)
- テーブルのコピー&ペーストでCalc側のシートにテーブルを貼り付けます。