QEMU on Mac OS X(Vine Linux 3.1編)

オープンソースのQEMUを使用するとMac OS X上でx86用OSを実行させることができます。
Mac OS X用QEMUにVirtual PCライクのフロントエンド(一種のランチャ)を加えて利用しやすくしたものとしてQがあります。
ここではそのQを使用してMac OS X上でIntel版Vine Linux 3.1を動作させる方法を紹介します。



1.マシン環境

Qを動作させるホストマシン環境は以下の通りです。



2.ゲストOS環境

ゲストOSとしては誰でも手軽に入手できるIntel版Vine Linux 3.1(Kernel 2.4.27-0vl7)を使用します。
またゲストOSが動作する仮想マシンには256MBのメモリを割り当てます。

尚、ネットワークは最も手軽なuserモードを使用します。


3.Qソフトウェア



4.Qへの仮想マシン環境の定義

Q上にVine Linux 3.1をインストールして動作させるにはQにそのVine Linux 3.1用仮想マシン動作環境を定義しておく必要があります。
その手順は以下の通りです。



5.Vine Linux 3.1のフルインストール



6.ゲストOSの利用

仮想マシン設定の「Hardware」タブでBoot fromをHarddiskに変更して仮想マシンを起動するとVine Linux 3.1がブートされます。



7.仮想ディスクのWindowsでの利用

Qで作成した仮想ディスクはWindows環境でも利用できます。