QEMU on NetBSD(Windows XPの実行)
NetBSD 3.1にQEMUを導入し、QEMU環境でWindows XPを実行させてみました。
ここではNetBSD 3.1へのQEMU 0.8.2の導入及びそのQEMU上でのWindows XPのインストール/実行例を簡単に紹介します。
- NetBSD 3.1へのQEMU 0.8.2の導入
/usr/pkgsrcからQEMUをインストールします。
# export ALLOW_VULNERABLE_PACKAGES=yes
# cd /usr/pkgsrc/emulators/qemu
# make install NO_CHECKSUM=yes
- 仮想ディスクの作成
# mkdir /usr/myqemu
# qemu-img create -f qcow /usr/myqemu/winxpqemu.img 16GB
ls -l /usr/myqemu/winxpqemu.imgで確認するとwinxpqemu.imgの実サイズは65584と表示されます。
- QEMU上でのWindows XP(SP2)のインストール
Windows XPのインストールCD-ROMをセットして以下のコマンドを実行します。
※今回のWindows XPインストールは80MBのメモリ割り当てで試してみました。ネットワークはデフォルトの「ユーザモード」です。
# qemu -m 80 -boot d -cdrom /dev/cd0a -k ja -hda /usr/myqemu/winxpqemu.img -localtime &
- ファイルコピーの段階
- コンポーネントインストール
- ネットワーク設定
Windows XPのネットワーク設定ではDHCPでのIPアドレス割り当てとしました。
この場合、Windows XPのIPアドレスは10.0.2.15となります。
- QEMU上でのWindows XPの実行
以下のコマンドでゲストOS(Windows XP)を実行します(メモリは92MB割り当てとしました)。
# qemu -m 92 -k ja -hda /usr/myqemu/winxpqemu.img -localtime &
Windows XPからのインターネット接続も問題なく行えます。