Parallels Desktop 4.0 for Mac 日本語版[Windows 7 RCゲスト編]

Parallels Desktop 4.0 for MacのBuild 4.0.3810では試験的にWindows 7をゲストにする機能が追加されました。
Windows 7 RC公開とほぼ同期してBuild 4.0.3844も公開されました。
※日本語版 Build 4.0.3844のファイル:ParallelsDesktop-parallels-ja_JP-4.0.3844.410261.dmg

今回はLeopard ServerにParallels Desktop 4.0 for Mac 日本語版(Build 4.0.3844)を導入してWindows 7 RCを試してみました。

ここではそのParallels Desktop 4.0 for Mac 日本語版にWindows 7 RC(x86版)をインストールするポイントを簡単に紹介致します。


1.Windows 7用の仮想マシン定義

(1)オペレーティングシステムの種類とバージョンでは「Windows 7 (experimental)」を選択します。



(2)仮想メモリは1GBとします(512MBでも構いません)。
(3)仮想ハードディスクサイズは12GBの容量固定ディスクとしました。
(4)ネットワークの種類はブリッジネットワークとし、そのアダプタはAirPortを選択しました。



2.Windows 7のインストール

(1)Windows 7のインストールDVDをセットしてWindows 7用の仮想マシンを起動します。
(2)通常のWindows 7のインストール手順と同様にインストールを進めます。



(3)インストール後の確認;
・ネットワークは利用できませんでした(エミュレートされるネットワークカードはRealtekのRTL-8029です)。
・サウンドドライバもインストールされません。




3.Parallels Toolsのインストール

(1)Parallels Desktopの[仮想マシン]−[Parallels Toolsのインストール]を実行してWindows 7にParallels Toolsをインストールします。
Parallels Toolsは自動マウスキャプチャや画面解像度の動的変更等をサポートするツールです。
(2)Parallels Toolsのインストール後に再起動します。
(3)ネットワークが利用可能となります。
(4)サウンドドライバはWindows Updateを実行することでインストールされます。
そのドライバは「AC'97 Audio Controller」でボリューム調整もできます。



(5)下記はParallels Desktop環境のドライバがすべて組み込まれた状態のWindows 7デスクトップです。
(他のWindows 7側からRDP接続して操作してみました)



(6)上記画面には出てきていませんが、[すべてのプログラム]には[Parallels Shared Applications]というプログラムグループがあります。
その中の例えば[Font Book (Mac)]を起動するとFont BookがMac OS Xデスクトップ上に表示されます。
(7)Windows 7側からNAS(ネットワーク接続ストレージ)に直接アクセスすることもできます。