Netscape 6(正式版) for Macintosh
Netscape Communicator 4.xの次期バージョンであるMacintosh用Netscape 6の正式版(日本語版)が2000年12月にWeb公開されたようです。
ここではNetscape 6の日本語版について少し紹介します(Mac OS 9環境)。
(1)Netscape 6日本語版のシステム要件
- OS:Mac OS 8.6またはそれ以降
- マシン:PowerPC 604e 266MHz(またはそれ以上)プロセッサ、またはG3
- メモリ:64MB RAM
- HD空き容量:36MB以上
(2)Netscape 6デスクトップアイコン
(3)Netscape 6起動時のスプラッシュ画面
スプラッシュ画面を表示している時間が比較的長く、カーソルの処理待ち状態表示の間に画面キャプチャができるほどでした(低速マシンなのかなぁ...)。
(4)Netscapeについて
(5)Netscape 6標準のモダンテーマ
(6)カスタマイズ用テーマの入手とテーマの切替え
Netscape 6の[表示]−[テーマを適用]−[新しいテーマを取得]で「テーマパーク」にジャンプしてくれます。
新しいテーマの取り込みはテーマパークの中からテーマの<インポート>ボタンを押すだけで自動的にテーマがダウンロードされてNetscape 6の中に取り込んでくれます。
実際の取り込みはJavaScriptで実現されています。
インポートしたテーマは標準テーマと共に[表示]−[テーマを適用]サブメニューの中に一覧表示されます。
尚、[編集]−[設定]においてもテーマの切り替えができます。
(7)「Sky Pilot」テーマ
モダンテーマを「Sky Pilot」テーマに切替えて外観を眺めてみました。
- テーマパーク
- 「Open Windows」(アクティブウィンドウの切り替え)
右下にある「Open Windows」というのは開いているNetscapeウィンドウタイトルをすべて一覧表示し、その中の一つを選択してアクティブウィンドウにする機能をもちます。
- URLを指定するダイアログボックス
「キャンセル」ボタンの位置が左になっていてちょっと不自然な感じがします。
([編集]−[設定]での設定画面でも「キャンセル」ボタンが「OK」ボタンの左にあります)
(8)[表示]メニューについて
Windows用のNetscape 6の正式版にはその[表示]メニューに[テキストサイズ]がありますがMacintosh版にはそれがありません。
(9)コンテクストメニュー例
「control」キーを押して画像をクリックした場合に表示されるコンテクストメニューはこんな感じになっています。
(10)翻訳機能
日本語から英語への翻訳機能を試してみました。
(11)プラグインについて
- Flash Player
Flash Playerが自動インストールされるのでFlashファイルの再生も問題なく行えます。
- Quick Time
Quick Time 5(ベータ版)もプラグインとして動作します。
Quick Time 5対応のCubic VRギャラリーのサンプルファイルで360度スクロール体験をしてみました。
(12)性能について
- Netscape 6の起動に時間がかかる。
Netscape 6を起動するとまずスプラッシュ画面が表示されますがブラウザ本体が表示されるまで随分待たされる感じがします。
- Netscape 6では自分自身の外観をもXULに従って頻繁に書き換えるアーキテクチャを採用しているためかなりCPU等のリソースを消費するという特性があるようです。
Netscape 6起動時のスプラッシュ画面が消えてからNetscapeツールバーの右端にあるアニメーションロゴが表示されるまでの間にロゴ無表示状態の画面をキャプチャしてみました。
Netscape 6の性能特性にマッチした高速描画の高性能パソコンでないとNetscape 6の長所は出しにくいのかも知れません。