Netscape Communicator 4.xの次期バージョンであるNetscape 6のPreview Release 1版が2000年4月5日にWeb公開されました。
はじめてその画面を見たときはちょっとWindows離れしているように思えました。
でもJava起動の高速化、簡易翻訳機能の搭載、メールのマルチアカウントサポートなどうれしい機能強化がなされているようです。
ここではNetscape 6(Preview Release 1)について軽く紹介してみます(以下N6PR1と略します)。
(1)まずは外観から
N6PR1におけるメニューバーの文字はSolarisでのフォントに近い感じがします。
またスクロールバーはOS/2 Warp 4のスクロールバーのような感じがします。
WebサイトのURLを指定するダイアログです。
Netscape Communicator 4.xでのダイアログとはちょっと印象が違います(オプションボタンがSolarisでのラジオボタン風になっています)。
(2)Java起動の高速化
Java仮想マシン(JVM)の初期化はかなり高速化された感じがします。
そのためか(?)Netscape Communicator 4.xにあった「Javaを起動しています...」という表示は無くなりました。
ひょっとしてNetscapeの起動パラメタに「Netscapeの起動時にJVMも同時に自動起動するオプション」を付けていてそれで最初のJava起動が速いのかなと思いNetscapeの起動パラメタを調べて見ましたが何もありませんでした。
(3)簡易翻訳機能
英日/日英翻訳機能が標準で使えるようになりました(Netscape 6 自身に翻訳エンジンがある訳ではありません)。
Webページを表示して[表示]メニューの[翻訳]コマンドで翻訳方法を指定して[Gist!]ボタンをクリックすると自動的に翻訳エンジン搭載のWebサイトにジャンプして翻訳結果が自動表示されます(したがってオフライン翻訳は不可)。
また翻訳結果のページ内にあるリンクから他のサイトにジャンプするとジャンプ先のページも自動的に翻訳されて表示されます。
翻訳言語のオプションですが英語のWebページなら「英語から日本語へ」がデフォルトとなります。
日本語のWebページなら「日本語から英語へ」がデフォルトとなります。