Xen 3.0(Fedora Core 6上でのNetBSD 3.1実行編)


2006年11月24日にFedora Core 6(以下FC6)がリリースされました(ノートPCにも対応したFC6-GNOME-LiveCDもあります)。
その少し前の2006年11月2日にはNetBSD 3.1(NetBSD/i386 3.1)がリリースされています。

どちらもXen 3.0対応で、FC6のDomainU上でNetBSD 3.1をインストールして実行することも可能になっています。

ここではFC6のDomainU上でNetBSD 3.1をインストールする手順を中心に紹介します。


1.FC6でのNetBSD対応版Xen環境の構築

FC6にはFC6標準のXen 3.0環境が存在しているものと仮定します。
※Xen 3.0環境が無ければGNOMEの[アプリケーション]−[ソフトウェアの追加/削除]で「仮想化」をインストールしておきます。

FC6はPAE(Physical Address Extension)対応のカーネルを提供していますが、NetBSD 3.1のDomainUカーネルはPAE未対応です。
このためFC6のXen上でNetBSD 3.1を実行させるためにはFC6側でPAE未対応のXenカーネルを準備する必要があります。
ここではPAE未対応のXenカーネルを作成する手順の概略だけを示します。



2.NetBSD 3.1インストールの準備



3.DomainUへのNetBSD 3.1のインストール(ftp経由)

まずFC6をGRUBの「Fedora Core (2.6.20-1.2933xen)」エントリ選択でブートします。

次の操作でDomainUを起動します。
# cd /etc/xen
# xm create -c xmnetbsd31u

見慣れたNetBSD-3.1 Install Systemメニューが表示されます。
インストール過程ではKeyboard typeの選択画面は出てきません。

ftp経由でのインストールは以下のように行います。
※下記手順でのポイントは早目にネットワーク設定をするというところです。



4.DomainUでのNetBSD 3.1の実行