Xen 3.0.3(Vine Linux 4のDomain0編)


Vine Linux 4にはXenの公式パッケージは用意されていません。
しかしxensource(http://www.xensource.com/)で公開されているXenパッケージを利用することでVine Linux 4をDomain0として簡単に動作させることができます。

ここではVine Linux 4をDomain0として動作させる方法を紹介します。
またこのDomain0(Vine Linux 4)のDomainUとしてVine Linux 4を実行する方法も紹介します。
更にこのDomain0(Vine Linux 4)のHVMドメインでWindows XPやFedora Core 6(FC6)をインストールする方法も紹介します。

今回使用したPCのハードウェア構成は以下の通りです。
・CPU:Core 2 Duo E6600
・チップセット:Intel P965
・メモリ:3GB
・VGAカード:nVIDIA GeForce 7600 GT(VRAM 256MB)
・HDD:S-ATA 320GB
・LANカード:Intel PRO/100 S


1.Domain0にするVine Linux 4のインストール

ここではVine Linux 4のインストールCD-ROMからパッケージをほぼフルインストールします。
今回は以下のパーティション構成としました。
(1)/dev/sda1:/bootパーティション(ディスクイメージの格納用に約40GBの割当)
(2)/dev/sda2:/パーティション(約160GBの割当)

/boot/grub/menu.lstの内容は次の通りです。

# menu.lst generated by anaconda
#
# Note that you do not have to rerun grub after making changes to this file
# NOTICE:  You have a /boot partition.  This means that
#          all kernel and initrd paths are relative to /boot/, eg.
#          root (hd0,0)
#          kernel /vmlinuz-version ro root=/dev/sda2
#          initrd /initrd-version.img
#boot=/dev/sda
default=0
timeout=5

title Vine Linux (Current kernel)
	root (hd0,0)
	kernel /vmlinuz ro root=LABEL=/ vga=0x314
	initrd /initrd.img

title Vine Linux (Previous kernel)
	root (hd0,0)
	kernel /vmlinuz.old ro root=LABEL=/ vga=0x314
	initrd /initrd.old.img



2.Vine Linux 4をDomain0として実行させる環境構築

Vine Linux 4をDomain0として実行させる環境構築手順は以下の通りです。




3.Vine Linux 4のDomainUとしてVine Linux 4を実行させる手順



4.Windows XP SP2のインストール



5.Fedora Core 6(FC6)のインストール