Turbolinux 10 Desktopの外観変更
ここではTurbolinux 10 DesktopのKDE(3.1.3)デスクトップ環境の外観をMac OS XのAqua風に変更する例を紹介します。
- 外観カスタマズ用ファイルのダウンロード
http://kde-look.orgのサイトの各カテゴリからの以下のファイルをダウンロードします。
・baghira-0.3m.tar.gz (KDE 3.1対応のスタイル変更用ファイル:Themes/Stylesカテゴリ)
・aquaosk-2.0.tar.bz2 (KDE 3.x対応のウィンドウ装飾用ファイル:Windows Decorationsカテゴリ)
- スタイル変更用ファイルのインストール
以下のコマンドでインストールします。
# tar -xjf baghira-0.3m.tar.gz
# cd baghira
# ./configure --prefix=/usr --disable-debug --enable-final
# make
# make install
- ウィンドウ装飾用ファイルのインストール
以下のコマンドでインストールします。
# tar -xjf aquaosk-2.0.tar.bz2
# cd aquaosk-2.0
# ./configure --prefix=/usr --disable-debug --enable-final
# make
# make install
- インストール結果の確認とスタイル変更
KDEのコントロールセンタを起動すると[外観 & テーマ]の中に「Baghira」という項目が表示されます。
また[スタイル]には「Baghira(The Big Black Cat)」が追加表示されます。
スタイルとして「Baghira」を選択して<適用>ボタンを押すと「Baghira」スタイルのウィジェトとなります(スクロールバーに注目)。
- ウィンドウ装飾(タイトルバーやウィンドウ枠の装飾)の変更
[外観 & テーマ]の[ウィンドウ装飾]の中には「Aqua OS K」が追加表示されます。
「設定[Aqua OS K]」タブで「Titlebar Settings」や「Drop Shadow Settings」などの項目を好みに合わせて変更します。
- 色の変更
[外観 & テーマ]の[色]で色スキームを「Baghira」に変更します。
また非アクティブウィンドウのタイトルテキストを黒に設定します。
<適用>ボタンを押すと色の変更が反映されます。
- その他の変更
[ウォンドウ装飾]で「Text on titlebar is shadowed」(デフォルト:有効)や「Draw shadows behind all windows」(デフォルト:無効)等のオプション設定を変えるのもいいかと思います。
- カスタマイズ後のデスクトップ
実寸画像はこちらです。
ウィンドウ内にマウスを移動させるとスクロールバーの色が白から青に変化します。
メニューテキストに影が付いていますがこれは[外観 & テーマ]の[Baghira]における「Menu Effects」で<Shadowed Text>がデフォルトで有効になっているためです。
- KDEパネル背景色の変更
KDEパネルの背景を青から白に変えてみました。
- メニューバーの位置変更
[スタイル]の[その他]タブに元からある「MacOSスタイルでメニューバーをスクリーンの最上部に表示」オプションを有効にしてみました。