Novell Linux Desktop 9
2005年1月にNovell Linux Desktop 9(NLD9)がリリースされました。
尚、SUSE LINUX Professional 9.x日本語版は以下の日程でリリースされてきました。
SUSE LINUX Professional 9.1日本語版:2004年7月リリース
SUSE LINUX Professional 9.2日本語版:2004年12月リリース
NLD9のカーネルは2.6.5でデスクトップはXimianのデスクトップをベースにしています。
(1)インストーラ
- 「ようこそ」画面とメニュー画面
NLD9のインストーラを起動すると「ようこそ」画面が表示されます。
その後インストーラのメニュー画面が表示されます。
ここで解像度や言語を変更できます(言語変更後)。
- NLD9のロゴ
NLD9はSUSE LINUXをベースにしておりNLD9のインストーラが表示するNLD9のロゴには「Powered by SUSE LINUX」という表記がされています。
- パッケージ選択画面
- インストールログ画面
- 完了メッセージ
インストールが終了すると以下の完了メッセージが表示されます。
- ブートメニュー(GRUB)
- ログイン画面
インストール後はgdm画面からログインします。
- パッケージ一覧
インストールされるパッケージ一覧はこちらです。
- サービス一覧
chkconfig --listで表示されるランレベル別サービス一覧はこちらです。
(2)GNOMEデスクトップ (GNOME 2.6)
- GNOMEスプラッシュ
- 最初のGNOMEデスクトップ画面
- プログラムメニュー
プログラムメニュー中のオフィスメニューの展開形はこちらです。
- システムメニュー
システムメニューにある「ソフトウェアの更新」はXimianのRed Carpetです。
- ユーザマニュアル(ヘルプセンタ)
- バージョン確認
- アプリケーションを起動したデスクトップ画面
(2)YaSTコントロールセンタ
YaSTコントロールセンタはSUSE LINUXでお馴染みのシステムメンテナンスツールです。
(3)主なアプリケーション
- OpenOffice.org 1.1.3
NLD9にはNovellでカスタマイズされたOpenOffice 1.1.3が付属しています。
OpenOffice 1.1.3のWriterを使用してみました(Canna + kinput2で日本語入力します)。
- Webブラウザ
NLD9にはFirefox 1.0 Preview Release版、Mozilla 1.6の他にEpiphanyブラウザも付属しています。
- メールソフト
メールソフトとしてはEvolution 2.0.1が付属しています。
自分宛に音楽ファイルを送付し、受信メール中の音楽ファイルをXMMSでそのまま再生してみました。
- RealPlayer 10
- Adobe Acrobat Reader
NLD9にはAcrobat Reader 5.0.9が付属していて日本語フォントパック(jpnfont.tar.gz)の追加なしで日本語表示も可能です。
(4)KDE環境(Ver 3.2.1)
- KDEスプラッシュ
- KDEデスクトップ画面
- KDEパネル背景の透明化
KDEパネルの背景はパネルの設定で透明化できます。
- KDEコントロールセンタ
- ハードウェアツール(suseplugger)
susepluggerはKDE、GNOME環境共に自動起動されます。
(5)Sambaの利用
NLD9にはSamba 3.0.4が付属しています。
- Sambaサーバ
Sambaサーバの設定はYaSTのネットワークサービスの設定で簡単に行えます。
NLD9のルートディレクトリ「/」をpublicとして公開し、Windows XPからアクセスしてみました。
- Sambaクライアント
NLD9側からWindowsの共有フォルダをアクセスしてみました。
(6)XDMCP接続
gdmログイン画面のアクションメニューからログインマネジャの設定を起動してXDMCPの設定を行います。
Reflection XというXサーバからNLD9にXDMCP接続してみました。