Chromeリモートデスクトップの試行(Ubuntu 23.10主体)

Windows,Linux(Ubuntu),スマホ(Android,iOS)等のデバイスのChromeで利用できる便利な機能の一つとしてChromeリモートデスクトップがあります。
以下、このChromeリモートデスクトップ(Chrome Remote Desktop)を便宜上CRDと略すことがあります。
CRDでのChromeリモートデスクトップの実行形態としては次の二種類あります。


一口にスマホと言っても膨大な種類があり、Chromeリモートデスクトップの対応可否を一概に言うことは困難ですので、ここではGalaxy S22の例でChromeリモートデスクトップの対応可否を表にまとめてみました。
方式 サーバ/クライアント区分 WindowsUbuntuスマホ(S22)
リモートアクセス サーバ
×
クライント
リモートサポート サーバ
×
クライント

ここではUbuntu 23.10を中心にChromeリモートデスクトップの使用例をご紹介致します。

  1. Chromeリモートデスクトップの試行環境のデバイス構成


  2. 各デバイスごとのChromeリモートデスクトップの導入手順


  3. WindowsからUbuntuへのCRD接続例[リモートアクセス方式](その1)


  4. WindowsからUbuntuへのCRD接続例[リモートアクセス方式](その2)
    UbuntuへのCRDクライアント側でQEMU仮想マシンを起動・実行できるかどうかを試してみました。
    [検証イメージ]




  5. Vine LinuxからUbuntuへのCRD接続例[リモートアクセス方式]
    今回使用したVine Linuxは2017年にリリースされたVine Linux 6.5(64bit版)でVine Linuxの凍結版です。
    このVine Linux 6.5はWindows 11上のQEMU 9.0.0上の仮想マシンとして構築しました。
    Vine Linux対応のChromeブラウザは存在しないため今回はUbuntu側のChromeをVine Linux側に表示して操作するという安易な方法を使用しました。
    Vine Linux側のChromeでUbuntuへのCRD接続[リモートアクセス方式]ができるかどうかを試してみました。
    [検証イメージ]




  6. UbuntuからWindowsへのCRD接続例[リモートアクセス方式]
    Windows PCのメインディスプレイに仮想マシンのhvubt2310があるとUbuntuからWindowsへのリモートデスクトップ表示がループ状態になります。
    そこでここではモバイルディスプレイをセカンダリディスプレイ(サブディスプレイ)として使用してそのセカンダリディスプレイの中に仮想マシンのhvubt2310を移動させました。
    UbuntuからWindowsへのCRD接続手順はWindowsからUbuntuへの接続手順とほぼ同じです(接続先を選択してPIN入力だけです)。
    尚、CRDのデフォルト設定ではデュアルディスプレイの場合はメインとサブの両方のディスプレイ画面が表示されます。
    そこでCRDのオプション設定画面でのディスプレイを[すべてのディスプレイを表示]から[ディスプレイ1]に変更します。

    CRDクライント側のUbuntuにはメインディスプレイの画面だけが表示されるようになります。

    ちなみにCRD接続の切断は以下の方法で行えます。
    ・Windows側での[共有を停止]ボタン
    ・CRDクライント側のオプション設定画面での[切断]


  7. Galaxy S22からWindowsへのCRD接続例[リモートアクセス方式]


  8. Galaxy S22からUbuntuへのCRD接続例[リモートサポート方式]
    S22のDeX上のChromeからUbuntuへのCRD接続を試してみました(リモートサポート方式)。
    ここではCRDサーバ・クライアント共にCRD用アプリを使用してみました。

  9. リモートアクセスの補足