8GBメモリの活用


8GBメモリを搭載できるマザーボードの普及と共にメモリの低価格化も進んでいます。
32bitのWindows系OSではそのカーネル特性・制限のため4GB以上のメモリを搭載しても3.2GB程度しか利用されません。
しかし64bitのWindows系OSなら4GB以上のメモリも使用できるためVMware等で多数のゲストOSを同時実行できます。
但しこの場合は比較的大きな解像度を利用した方が操作性がよくなります(解像度1920x1440で2個のゲストOS同時実行画面例)。

PC-UNIX系のOSなら32bitのOSでも4GB以上のメモリを有効利用できます。
特に8GBメモリ搭載PCにLinuxを導入しておくと仮想化ソフトとの併用等で従来より快適なマルチOS環境を実現できます。
ここでは8GBメモリと4コアCPUを使用したPCでのマルチOS環境構築事例を中心に紹介します。

今回使用したPCのハードウェア構成は以下の通りです。
・チップセット:Intel P35/ICH9R
・メモリ:8GB (DDR2 800MHzの2GBメモリ x 4枚)
・CPU:Intel Core 2 Quad Q6600 (2.4GHzのクアッドコアでEM64T/VT対応)
・VGAカード:nVIDIA GeForce 7600GT (VRAM 256MB)
・液晶モニター:24型 (1920x1200対応)


1.32bit Windows Vistaの利用



2.32bit Linux上のVMware Serverの実行

CentOS 4.4にVMware Server 1.0.3を導入し、ゲストOSとしてNetBSD 2.0.2, OEL5(Oracle Enterprise Linux 5), MINIX 3.1.2aを実行してみました。



3.64bit Vistaのネーティブ実行

64bit Vista(CPU:Q6600, Mem:8GB)をネーティブ実行させてみました。
HDDは10000rpm仕様のものを使用してみました。




4.64bit Fedora 8の実行

64bit Fedora 8(CPU:Q6600, Mem:8GB)にCompiz Fusionを導入してデスクトップキューブの反射効果表示を試してみました。
【CompizConfig Settings Managerでの主な指定】
・水平仮想サイズ:8個
・反射モード:上
・ズーム:1.0




5.その他