Windows XP(リモートアシスタンス)

ここではWindows XPの新機能の一つであるリモートアシスタンスについて紹介致します。
Windows XPのリモートアシスタンス機能は、何か問題や疑問が生じた時に他の人のマシンに自分のデスクトップ操作を許可して自分のデスクトップをリモート操作してもらいながらいろいろ助けてもらうものです。
リモートアシスタンスではチャットもできます。

リモートアシスタンスで使用するポート番号はリモートデスクトップと同じ「3389」です。
リモートデスクトップとの大きな違いはリモートデスクトップではリモートログインするとWindows XP(ホスト)マシンは一種のロック状態になって中でどんな操作が行われているかが分からないのに対して、リモートアシスタンスでは接続されたWindows XP(ホスト)マシンのデスクトップはロック状態にはならないという点です。
つまりリモートアシスタンスはVNC(Virtual Network Computing)に似た感じのものです。

ここではリモートアシスタンスを使用した場合の画面を中心にその使用例を紹介します。


(1)リモートアシスタンスの利用環境

リモートアシスタンスはインターネットに接続されたコンピュータ同士やLANに接続されたコンピュータ同士で利用できます。


(2)リモートアシスタンスの起動

リモートアシスタンスの起動方法は以下の2種類あります。


またリモートアシスタンスで相手に助けを呼ぶ方法としては以下の3種類あります。
通知を受けた相手の人(ヘルパー)は(メールに添付されている)招待ファイル(xxx.msrcincident)を起動することで助けを求めた人のコンピュータに接続することができます。


(3)使用例


(4)Windows 98からのリモートアシスタンス

リモートデスクトップとリモートアシスタアンスを連携させるとWindows 98等のコンピュータ(ヘルパー側)からもリモートアシスタンスを使用できます。
例えばWindows XP搭載の2台のマシンXP1,XP2があったとします。
Windows 98からXP1にリモートデスクトップで接続し、更にそのリモートデスクトップセッションからXP2にリモートアシスタンス接続することでそれが実現できます。
実用性はともかくとして実際に試した例を紹介します。




実寸画像はこちらです(1150x864)。