SQLServer OLAPサーバ 【オフラインCube生成】

SQLServer 7.0 のOLAPサーバ対応のピボットテーブルサービス機能(クライアント機能)を使ってオフラインCubeを作成することができます。
ここではSQLServer付属のサンプルテーブルであるSalesテーブルからオフラインCubeを作成してみましょう。
オフラインCubeはMS-Excel2000やMS-Query2000から作成することができます。
MS-Excel2000での外部データの取り込みに時にオフラインOLAPキューブを作成できますがこれはMS-Query2000でのオフラインCube作成機能を利用しているだけです。
したがってここではMS-Query2000でのオフラインCube作成手順とExcelでのオフラインCubeの参照手順を紹介致します。

ちょっと脱線しますがピボットテーブルサービス機能はMDX(OLE DBのOLAP拡張機能でマルチディメンション式ともいいます)をサポートしているのでIISのASPアプリケーションからMDXを利用してOLAPサーバのCubeアクセス結果をHTML表示させることができます。
これの詳細についてはここでは省略します。



1.MS-QueryでのオフラインCubeの作成

(1)まずMS-QueryでSQLServer内のSalesテーブルを検索します。

SQLServerのODBCデータソースを選択してSalesテーブルを検索して表示させます。







(2)次にMS-QueryのファイルメニューからOLAPキューブの作成を実行します。




(2)あとはOLAPキューブの作成ウィザードに従ってキューブを作成します。

そのウィザードについては画像だけで紹介します。




















2.ExcelでのオフラインCubeの参照

(1)Excelの[外部データの取り込み]で[保存したクエリの実行]を選択します。




(2)次にオフラインCube用のOLAPクエリファアイルを選択します。




(3)あとはピボットテーブルの作成手順に従うだけです。

行軸、列軸、頁軸にディメンションをドラッグしていきます。




(4)これで出来上がりです。